【SM/S6】【最終2114/27位】グロス リザ コケコランド ミミガッサ
【自己紹介】
・エゼルベルト(TN: Ethelbert)。
・SM最後のシーズンに最終2100を達成できて嬉しいです。
【PT作成段階で考えたこと】
・選出画面で相手の型をできるだけ読まないで済むようにする。ひとつの種族アイコンに対して型が多様すぎるし、1ターンに飛び交うアドの損得が大きすぎるので、相手の型を読んで選出すると事故率が高い。読まないで済むように、対応力の高い初手・並びを積極的に採用する、行動保障のある型(道具・特性・耐久・先制できる)にする、選出パターンを少なくする、それぞれの選出パターンの対応範囲が被るようにする。
・個々の型を読むのはリスクが高いが、並びからそのアーキタイプを予測することはそこまでリスクが高くない。だから、選出画面ではアーキタイプレベルでそれぞれの有利不利を考えて選出する。(対面、積み、サイクルの三竦み。同型同士では特化している方が強い)。そういう選出方法が可能なPTにする。(とは言えアーキタイプは相性の捉え方のひとつに過ぎないことにも留意する)。
・多くの種族の型が何でもありすぎて対戦序盤で終局までシミュレートすることは難しい。そのため中間目標を定める。その目標を達成できればほぼほぼ勝ちとみなすことでゲームメイクしやすくする。具体的には、①数的有利を取ること、②相手の並び全員を上から殴れて技が固定されていない駒で盤面のイニシアチブを取ること(縛れなくてもいい)、この2点を中間目標として立ち回る。これを構築の段階で意識する。
・読まなければならない要素は少なくできるがなくすことはできない。だから、選出誘導能力のある駒を積極的に採用することで読み外しを少なくする。具体的には、ガッサやリザを採用する(実際、ガッサやリザの対策を2体の並びでしているPTが多かったので相手の選出や型が簡単に読めた)。
・「積み+z」による崩しはさける。うまく失敗させられたときにリカバリーできない。「積み+安定高火力技」、「攻撃+挑発」、「毒々」、「広い技範囲」などで崩す。z技は対面性能を上昇させるために用いる。
・命中安定技で固めることで想定外の運負けをなくす。運ゲ―するタイミングを任意に選べるようにする。
・スカーフは使わない。サイクル選出をされたときに腐りやすい。スカーフなしで上から相手を縛れるような構成にする。
・一発芸をしない。再戦でも戦えるようにする。
・並びで採用する。1体ずつの足し算にしない。
【個別解説】
性格:陽気
持ち物:メタグロスナイト
特性:メタルボディ→かたいツメ
実数値:167(92)-173(140)-153(20)-*-111(4)-134(252)→167-183-173-*-131-178
技:アイへ バレパン 冷凍パンチ 雷パンチ
・タイプ受けに強いメガ。広い技範囲。マンダ、テテフ、ミミッキュに強めなのが偉い。対面性能が高い。癖がなく扱いやすい。
・安定技を打っているだけで勝手に相手が運負けしている。初手のステロ撒き、ガッサ、ミミッキュなどを怯ませるとほぼほぼ対戦に勝てる。
・こいつとリザx警戒のためにカバ、クレセ、ポリ2はいれば必ず選出された。
・ガブの地震+サメ肌1回耐え、補正ありランドの地震高乱数耐えとかの調整だったと思う。パクリ元の記事を忘れた。補正ありミミッキュのゴーストz、補正ありメガギャラのA↑1地震、補正ありメガマンダのA↑1地震、補正ありパルのA↑2つらら2回(=A↑6つらら1回)も高乱数で耐える。
・メガゲンガーには極端に弱いが、CS振りであればミミッキュと合わせて影打ち+バレパンで倒せる。皮の剥がれたミミッキュもゴツメ1回分程度のダメージ+バレパンで縛れる。アイへ+バレパンでコケコやメガミミロップを倒せる。
・地震も入れたいが技スぺがなかった。
・クリアボディが優秀だった。岩石封じとかキングシールドとか威嚇とか置き土産とかねばねばネットとか有効にはたらく場面が多かった。イーブイバトンには一度も負けなかった。
性格:陽気
持ち物:リザードンナイトx
特性:もうか→かたいツメ
実数値:153-136(252)-99(4)-*-105-167(252)→153-182-132-*-105-167
技:フレドラ 逆鱗 ニトチャ 剣舞
・数値受けに強いメガ。 「積み+安定高火力技」で崩す。
・相手のガル、リザ、メガバシャ、ランド、グライを意識して最速。火力不足は(たまにしか)感じなかった。ヒードランは2舞逆鱗で倒せるとみなして立ち回っていた。最速の副産物としてガッサ受け+雨降らし+すいすいエースみたいな並びを何回かこいつだけで半壊させて笑った。
・スカガブが少なく使いやすかった。
カプ・コケコ
性格:臆病
持ち物:フェアリーz
特性:エレキメーカー
実数値:145-*-106(4)-147(252)-95-200(252)
技:10万 ボルチェン マジシャ 瞑想
・Sが高いというだけで強かった。盤面の支配力がすごい。
・瞑想は、積んで崩すというよりも殴り合いに強くして対面性能を上げるために採用した。
・フェアリーzである理由は相手のグロスコケコランドの先発コケコを速攻で除去して一気に数と盤面どちらも有利にするため。実は乱数。それを知ってからは瞑想から入るようにしていた。耐久振りの毒羽や壁張りもそこそこいたのでそっちの方がよかった。
・「積み+z」はしないというコンセプトに反するが、有利対面で瞑想し受けに来たカバを倒したりもしていた。読まれなかったので崩せた。
性格:腕白
持ち物:ゴツゴツメット
特性:威嚇
実数値:191(212)-171(44)-156(252)-*-100-110(実際の値ではなく理想値。S無振り-1)
技:地震 岩石封じ 蜻蛉 毒々
・コケコと相性のいい駒。後攻蜻蛉によって1体だけでサイクルを回せるのが強い。
・毒々はマンダを倒すのに必要だった。カバへの崩し手段のひとつでもある。鬼羽リザxにも打てる。
性格:意地っ張り
持ち物:ゴーストz
特性:化けの皮
実数値:131(4)-156(252)-100-*-125-148(252)
技:シャドクロ じゃれ かげうち 挑発
・幅広い相手に削りを入れられることを考えてゴーストzを採用した。グロスもAS振りなら倒せる。
・ストッパーとしてではなく安定した先発要員として用いた。(ストッパーになることもあった)。
・相手にペースをつかませない。高速アタッカーにはzと影打ち、受けに引いてきても挑発で回復や流しを封じる。皮を剥がされた後も積みの起点にはならない。zは対面に強く、挑発はサイクルと積みに強い。(攻撃しながら回復したりステータスを上げる技には注意)。
・ステロ展開が防げることでリザやガッサを選出しやすかった。
・ABではなくAS振りなのは、ガッサやミミに出しやすくするためと、ストッパーではなく先発が多いため。対ガルミミガッサを考えて本当は最速にしたかったが火力を優先して準速とした。
・じゃれつくはサブウェポン。ノーマルと悪にしか打たない。
性格:意地っ張り
持ち物:気合の襷
特性:テクニシャン
実数値:135-200(252)-101(4)-*-80-122(252)
・めちゃ強かった。そこまで奇抜な型でもないのに剣舞が全く考慮されなかった。
・ポリクチ、ガルクレセゴーリ、ランドバシャポリZ、ブルル入りサイクルなどはこいつだけで壊滅させることができた。
・半分回復木の実を発動させずに倒したり、ラス1ナット対面で勝利できるのは強かった。ラティアス、ゲンガー、ギルガルド、メガハッサム、ジャロなども少し削ったり削らなかったりして対面ずらすと倒せることが多い。あんまりしないけど。
・最速起きを考慮して胞子+攻撃+攻撃とするのか、最速起きを考慮せず胞子+剣舞+攻撃とするのか自分で選べるのが強かった。
・襷あり胞子剣舞は行動保障のある催眠ゲンガーだった。
・メガギャラやバシャのストッパーとしても優秀だった。
【採用順】
グロス→ミミガッサ→リザ→コケコランド
・5秒で組んだみたいな並びのPTだが、いろいろ試して組み替えながら今の形に収まった。机上論では何が対応力のある並びかわからなかったので、実際に回して他の駒と関連性のある有用な動きができる駒だけを残していった。
2017/11/17追記:
・7世代で強いメガとして一番にマンダが上げられると思うが自分はマンダを上手く使えないので採用できなかった。そこでマンダに強く、高い耐久を持ち、100族などを上から殴れるメタグロスをまずメガ枠として採用した。
・次に、グロスミミガッサの対面性能の高さに注目し選出パターンのひとつとした。積み技があるとはいえ、この選出では受けに弱かったので受けサイクルを崩せるもうひとつのメガとしてリザxを採用した。
・このままではグロスコケコランドorカバやカバマンダやカバリザテテフミミなどのガッサよりも速くて格闘半減の駒を絡めたサイクル選出への勝率が悪かった。例えば、ガッサが折角カバを起点にしてもすぐにマンダに止められてしまうなどの展開に対応できなかった。そのため、上からサイクルを回せるコケコランドの並びを採用した。
・穴埋めに1体を入れるのではなく、優秀な並びによって補完できるように気をつけた。
【選出パターン】
・グロスミミガッサ。基本的にミミから入るが、グロスもガッサも初手にする。「対面」か「積み」として動かせるときに出す。テテフパルとかランドバシャ@1とかジャロバシャとかイーブイバトンとかポリクチミミガッサなど。
・リザミミガッサ。ミミから入って場を荒らして裏につなぐことが多い。「対面」か「積み」として動かせるときに出す。ポリグライバレルドランとかラキムドードヒドとかブルル入りサイクルなど。他の選出は勝率70%くらいだがこの選出は60%くらい。困ったときにする選出でもあるからだろうか。
・グロスコケコランド。基本的にコケコから入るが、グロスを初手にすることもある。「対面」か「サイクル」として動かせるときに出す。グロスコケコランドとかカバマンダとかカバリザとかガルミミガッサなど。
・リザコケコランド。あまりしない。コケコランドを出したいが特殊炎の一貫が気になってグロスが出せないときなど。
・メガ+ランドガッサ。ガルクレセ軸に選出することがある。他の選出でもいい。選択肢のひとつになる程度。
【感想】
・S6お疲れ様でした。マッチングした方もそうでない方もありがとうございました。
・質問などはブログのコメント欄にお願いします。